カレー大好きな自称キレンジャーがカレーの魅力を紹介します〜
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カレーライスとライスカレー
俗には、御飯の上にカレーがかけてあり、それこそソースやしょう油をふって食べる大衆的な雰囲気のものがライスカレー、御飯とは別の容器にカレーが入って出てくるややハイカラなイメージのするものをカレーライスと呼ぶ、と言われています。しかしどちらの呼び方が正しいとは決められません。
歴史的な経緯を振り返ってみますと、日本にカレーが紹介され、国民食として浸透していった頃はライスカレーと呼ばれ、高度経済成長期以後は一般的にカレーライスと呼ばれるようになった、というところでは諸説ほぼ一致しているようです。
ライスカレーと一般的に呼ばれていた頃はまだまだ日本も貧しく、カレーは汁かけ飯の一種と理解されていたようで、家計を預かる主婦とっては、小麦粉でいくらでものばすことできる手っ取り早い経済料理だったようです。ライスカレーと聞いて大衆的なイメージをもつのは、このような食経験があるからなのかもしれません。
そのカレーライスの名付け親については、ホーイズ・ビィ・アンビシャスで有名なクラーク博士だという説があります。つまり札幌農学校時代、日本青年の体格があまりにも貧弱だったことを憂慮し、何とか肉食をすすめようとして「生徒は米飯を食すべからず。ただしらいすかれいはこの限りにあらず。」なる一文を寮規則に書き加えたことからライスカレーと呼ばれるようになったと言うのですが、確証があるわけではありません。
さて時代が下り、高度経済成長期を迎え、食生活も飛躍的に豊かになるに従い、カレー料理も経済料理から本格料理と変貌を遂げていきます。そんな食事情の変化が背景にあってカレーライスと呼ばれるようになっていったと言われています。その転換点はだいたい東京オリンピック開催(1964年)の前当たりと推定されます。
カレーライスについても、命名者ははっきりしません。昭和の初期に東京新宿の中村屋がインド風のカレーを「カリーライス」として売り出した記録は確かに残っているのですが、それが高度経済成長期に広まったカレーライスという呼び方のもとになったかどうかは定かではありません。その他にも帝国ホテル説や風月堂説などがありますが、決め手があるわけではありません。
いずれにせよ、カレーの呼び方一つとっても様々な文化・歴史的背景があり、カレーというものの奥深さを表しており、どちらの呼び方が正しいとは決められないようです。